すぐに感激する。すぐに感動する。すぐにわかったと思う。その反動ですぐに絶望する。すぐに嫌になる。すぐに忘れる。
何かわかったと思ったら、わかったと思ってしまって、さらに追及しようとせず、だから当然分かっているはずもないので、どこかで行き詰る。
じっと、辛抱して曖昧さを受け止めながら、さらに深く掘っていくということができない。
あの感激は何だったのだろう。
宮沢賢治の最後の手紙にあった、
「一時の感激や興奮を避け、楽しむべきものは楽しみ、苦しむべきものは苦しんで生きてまいりましょう」
この詩の意味もすぐにわかった、と感激することは避けて深くわかるように、折にふれて思い出していきたいと思う。
そんなにすぐにわかるはずはない。そんなにすぐに忘れるはずもない。
だから、自分を簡単に諦めてしまわずに、期待しすぎずに、でも待ち続けよう。信じ続けよう。
自分を待つ
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